部署紹介

#

総

合

芸

術

演劇は“総合芸術”だとよく言われますが、劇団ケッペキでもこの言葉は重要視されています。すべての部署の力が重なったところ、掛け算になったその先に私たちの目指す表現が待っているのです。役者が偉いのでも、スタッフが偉いのでもありません。作品に関わる一人一人、誰が欠けても成し得なかった、そんな作品作りを目指しています。

舞台

文字通り演劇の土台となる部署で、ステージ上の設計から設営までを行います。劇場で一番初めに、そして上演中絶え間なく目に飛び込んでくるため、どの部署よりも作品に説得力を持たせる上で必要不可欠です。

音響

音響は演劇の中で唯一聴覚にアプローチする部署です。舞台上で流す効果音や音楽を探したときには自作したりします。目に見える形では現れませんが、役者の声・場面の雰囲気・演技・演出に合う音を本番で流したとき、演劇においてかけていた最後のピースがはまるような心地よさを感じます。

照明

照明は空間を作り出す部署です。光の色や輪郭、影を変化させることで、役者たちの魅力を最大限に引き出し、作り物だった舞台空間を一気に本物にします。脚本と演出から表現したい照明をイメージし、適せる灯体やその配置を考えたり、日常ではお目にかかれないような機材を自分たちの手で仕込むことができるのも魅力の一つです。

衣装小道具

衣装小道具は、土地柄・時代といった作品背景を演出したり、キャラを立たせたり、小道具が存在することでより理解しやすくなったりと、作品に説得力を持たせるために必要不可欠な部署です。衣装のプランニングから小道具の作成、さらには役者のメイクアップまで、幅広く活躍しています。

制作

制作はお客様と作品をつなぐ部署です。

「見てくださるお客様がいて初めて演劇は成立する」という言葉のもと、予約管理、SNSでの情報発信、当日のお客様対応などを行っています。老若男女問わずできるだけ多くのお客様に作品の魅力をお届けできるか模索し、来ていただいたお客様に「見に来てよかった」と思っていただけるようなおもてなしができるよう、試行錯誤しています。

宣伝美術

公演チラシ、パンフレット、SNSのアイコンなど、あらゆる宣伝物をデザインする部署です。

“お客様と作品の初めの接点を作る”存在であり、どうすれば作品の魅力が伝わるか、多くのお客様に興味を持っていただけるかを常に工夫しています。

映像

プロジェクターを使って壁やスクリーンなどに映像を投影します。プロジェクションマッピングをしたり、空間の雰囲気をぐっと変えることができ、その可能性は無限大。さらに舞台上や役者の衣装に映像を投影したり、照明と合わせることで思いもよらなかった効果が生まれるなど、ほかの部署との掛け算が得意で極めて自由度の高い部署でもあります。

役者

演劇の顔とも言える存在です。脚本に込められて意味を緻密に解釈し救い上げ、それを演技に落とし込みます。稽古を重ねる中で今まで自覚してこなかった自分の思いに気が付いたり、他者と密に関わったり、公演ごとに自分の殻が破られていく感覚もあります。本番ではスタッフワークの力も借り、自分が考えてきたこと・表現したいことを舞台上で思いっきり表現します。この生の実感は何物にも代えがたいです。

脚本

脚本は、プロの劇団で上演された既製のものを使用することもありますが、団員が書いたオリジナルのものを使用することもあります。自分の脳内を舞台上に再現できたときの喜びは計り知れません。

演出

映画における監督のように、作品のなにもかもを指揮する存在です。役者たちの演技の方向性を決め、スタッフワークの統一を図ります。0から1を作るのが脚本の仕事だとすれば、1を100にも1000にもできるところが演出の醍醐味です。

舞台監督

演出のイメージを舞台上に再現するために、各部署および劇場での設営すべてを監督します。直接創作を行うわけではありませんが、役者やスタッフが準備してきたもの劇場で一つにまとめ上げ、演劇として成立させた時の喜びはひとしおです。

企画責任

プロデュース制を採用している劇団ケッペキならではの存在です。作品がより良いものになるよう努力するのはもちろん、企画参加者一人一人に気を配り、企画が役者・スタッフすべての人にとって充実したものとなるよう全体を俯瞰します。「こんな規格にしたい！」「こんなことをしたい！」と思ったことすべてを実現できる、ワクワクに満ちた役職です。

Item Title